院長日記｜鈴鹿市で歯科をお探しの方はさかえ歯科医院まで

今日は朝から、歯科医師会の学術講演会に参加してきました。演題は「低フォスファターゼ症と歯科について」と「口腔がんの予防と診断」でした。低フォスファターゼ症は生命を脅かす全身性の遺伝性代謝性疾患です。10万〜15万に1人発生する難病です。その疾患の特徴として、歯科症状に乳歯、永久歯の早期脱離、歯列異常、歯周病があります。つまり、骨の病気で骨石灰化が妨げられ進行性の運動機能障害、QOLの低下、重症の場合は早期死亡に至る事があるそうです。歯科医として、歯から早期発見する事で重篤なケースや成長の遅れを防ぐのに役割を担っています。

口腔がんの予防と診断では、口腔がんの口腔潜在的悪性病変や、口腔粘膜検診、口腔がん予防指導などを学びました。実際の口腔がんの写真を見て、その特徴を頭に叩き込み明日からの診療に役立てる様に学習しました。中でも口腔がんには喫煙🚬が強く関係しています。また飲酒も関係があり、特に顔が赤くなる人はアセトアルデヒドの分解能が低い為、発ガン率が高いのです。がん予防の栄養管理として緑黄色野菜・果物🍎の摂取は口腔がん発症のリスク低減と関連がある報告がありました。また、お茶🍵も口腔がんの予防効果があります。

カテゴリ：未分類　2019年7月28日