院長日記｜鈴鹿市で歯科をお探しの方はさかえ歯科医院まで

三重県歯科医師会館にて、日本大学歯学部・松戸歯学部同窓会の総会、学術研修会に参加してきました。研修会は、講師に日本大学歯学部口腔外科の金子忠良教授を御招きし演題は『癌は予防できるのか？口内炎それとも口腔癌？』でした。いまや、日本人の二人に一人は癌にかかる時代になり、癌は日本人の国民病と言われています。そして、患者さんの高齢化に伴い、当然口腔癌患者も増加しています。そこで、口腔癌を初期段階で発見することが重要で、歯科医の責務であります。口腔癌治療は手術療法、化学療法、放射線療法とこれらを併用する集学的治療が基本です。治療効果は癌の進展度に大きく左右されます。早期癌であれば治療により9割以上が 治ります。口内炎と思っていたものが実は口腔癌であったと言うことも間々みられます。

癌に対する基本的な講義と、臨床症例を交えた講演は、とても為になる内容でした。特に、上顎歯肉癌のオペ後の顎補綴(入れ歯で上顎を補う)では、24.5年前に当院で技工士さんと悩みながら額補綴した患者さんの事を思い出しました。

カテゴリ：未分類　2017年4月9日