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のど自慢‼️ 最高でした‼️
のど自慢が三重県伊賀市に来ると知ったのは10月10日のNHKのホームページでした。応募要項を読みカラオケ🎤の好きな89歳のお袋と親父さん仲良し夫婦の出場を期待すべく応募しました。エントリーの曲はオヨネーズのデュエット『麦畑』。この歌を選んだ理由は65年苦楽を共にした親父がカラオケ好きのお袋に感謝の気持ちを込めてのど自慢の出演をと、エントリーしました。なかなか、のど自慢予選ですらも選ばれる確率は低くダメもとで応募しました。ただ、両親共89歳で元気です。のど自慢の出場者には振り分けがあります。御長寿枠、ゲスト歌手枠、地元振興枠、にぎやかし枠、エピソード枠、友達友情枠などで20組が構成されてます。そこで榮チームは89歳✖️2合わせて178歳と御長寿枠狙いです。放送は2ヶ月後の12月10日です。その日のテレビ出場を目標にして練習を開始しました。予選会に呼ばれるかどうかも分からないのに。
のど自慢への道〜練習編〜
実家のダイニングの食器棚に懐かしき小学校の時に作った壁新聞の様に大きな模造紙に『麦畑』の歌詞を大きく書きました。男(松っあん)と女(おヨネ)のパートを分かりやすいようにカッコで囲んで書いてあります。超アナログではありますが昭和初期人間にはかなり分かり易いのです。オヨネーズのCD💿も購入しました。CDラジカルもウチから持っていき、その操作法を両親に説明しました。分かりやすいようにボタンにシールを貼りました。①電源②再生▶️③戻る◀️何度も何度も説明しました。1日目の練習は2時間余り無事終了。2ヶ月後のオーディションが楽しみです。
練習2日目、練習を励ましに訪れるとお袋さんが「ラジカセ、壊れて使えへんよ。」と。89歳の世代には操作が難しかったようです。先ずは、ラジカセの使い方から説明します。それから練習です。3日目、またラジカセの説明、練習です。
NHKからの突然の電話🤙
11月14日嫁の携帯に📱NHKから突然の電話がありました。「NHK津放送局ですが、榮様の携帯ですか。」とっさに、受信料調査かと思ってようです。もちろんNHK受信料払ってます。「お父さん、のど自慢に応募してますよね。お母さんの名前の読み方『やよい』さんでよかったですか?」と。「そうですが、出れるんですか?のど自慢。」と少し興奮気味に。「いや、確認という事で正式なお返事は16日以降にハガキで連絡いたしますのでよろしくお願いします。」の返答でした。嫁曰く、これって予選オッケー👌だよねと。この日から本格的な『のど自慢伊賀大会』に向けて始まりました♪
11月20日 予選会出場の招待状が届きました♪『12月9日予選会、10日本選。伊賀市文化会館にて開催。予選会は11時から11時45分までに文化会館集合。予選会は午後5時位に終了。予選通過者は6時から8時30分まで打合せ。本選当日am7:30リハーサルの為集合。』などなどの注意事項。ここで問題が発生。伊賀文化会館まで鈴鹿から1時間余り⏰、90近い老夫婦にはピンクレディ並みのハードスケジュールです。そして会館前の温泉施設宿・ヒルホテルサンピア伊賀を予約しました。思い込みってスゴイです。予選通過するに決まってるとの。
衣装合わせ〜ざわつくユニクロ鈴鹿店
『麦畑』の衣装の構想は決まっていました。アメリカの農夫👨🌾のイメージです。私のネルの厚手の赤いシャツ、ジーパン👖にサスペンダー、麦わら帽子👒。ジーパン👖を買いにユニクロへジッちゃん、バッちゃん、嫁さんの4人で入店しました。すると、89歳の2人の入店にスタッフさんはとても親切な対応をしていただきました。老夫婦のジーンズ合わせには少し時間がかかりましたが、予選会までには準備が出来そうです。並行して小道具のクワと鎌を、もう中学生顔負けのダンボール📦で工作しました。小1の夏休みの自由研究なら学校代表になれそうです。
予選会まであと◯◯日のカレンダー
自主練の経過も順調で、ラジカセの使い方もマスターしたようです。『NHKのど自慢への道』のカレンダー📅を作りました。イントロが流れ、そして歌い出すのですが、どうしてもそのタイミングが上手くいきません。そこで編み出したワザは、歌い出しの瞬間に会場からウチワを挙げて合図する。名付けて『歌い出しウチワ作戦』。『お』『ら』『と』『一緒』と書いたアイドルウチワ4枚を作りました。早速練習です。はいっ!
♪おらと一緒に暮らすのはおヨネおめーだと、ずっと前から決めていた嫁っ子さきておくれー♪
本番まであと2日(宇宙戦艦ヤマト的には人類滅亡まで) 12月7日(木曜日)
練習も順調に進み本番に向けて、万が一に備えて小道具の鍬に歌詞をカンニング出来るように書き、予備に小さなカンペも用意しました。
明後日が、とうとう決戦の日です。今日はカラオケ🎤へ行って仕上げの予定です。私は歯科医師会ゴルフ⛳️コンペが終わり次第、両親を送って行く段取りでした。しかし、パチンコエバンゲリオンにハマっているじっちゃんは「マチキレナイゾウ君」。実家にはいませんでした。迎えに行くべく私も、ミイラ取りがミイラになってしまいました。2人で地球🌏を守るべくエヴァパイロットなり初号機に搭乗していました。人類補完計画と使徒殲滅は成し遂げられましたが、カラオケ🎤に行く事はできませんでした。この事が明後日の悲劇に繋がるとは、誰が想像した事でしょうか。
いざ出陣‼️12月9日決戦‼️
『NHKのど自慢伊賀大会』当日。伊賀文化会館 受付午前11時〜11時45分 予選会午前11時45分〜(結果発表予定/午後5時30分頃)
概ねのスケジュール🗓️を確認。伊賀文化会館まで1時間余り、余裕を持ってAM9:00出発。合唱サークル『EST』に入っている長女から全国大会出場記念の縁起の良いのど飴🍬を貰いました。今となれば懐かしい『のど自慢への道』カレンダー📅も片付けます。
結局、カラオケ🎤には行けませんでした。オヨネーズの『麦畑』CD💿買いました。ラジカセの使い方を89歳両親はマスターしました。伊賀へ行く車中で最終チェック。仕上げは上々。後ろの座席にはラジカセを積んで。
am10:30会館到着。開場前に余裕で到着。初めての伊賀文化会館前には既に入場の為の列ができていました。予選会出場者の列は別にありました。スタッフの方に老夫婦の付き添いを希望すると快諾してもらいました。11:15受付、エントリーNo.180。胸にワッペンを貼ってもらいました。私達も付き添いとして同様なNo.180のワッペンを胸に。予選会の注意⚠️事項を渡されました。いよいよオーディションの始まりです。
ロビーにはチコちゃん、松潤が待っていてくれました。
いざ出陣‼️トイレを済ませて会館のホールに向かいます。2枚張りの厚い防音扉は開かれてました。ホール内の舞台上には本番と同じセットが組まれ、照明💡やテレビカメラもスタンバイされてました。その扉🚪の前に立った時、後退りする親父を見ました。人が後退りする瞬間を初めて見ました。その様は先日観た映画『ゴジラ』の中で目の前にゴジラが現れた時の驚愕する人達の様でした。恐る恐るホールに入る親父さんの足取りはとてもゆっくりでした。先程まで余裕でロビーに座っていた人とは思えないぐらいです。予選出演者が待機する前方の座席に辿り着くまでの時間はまるで地球の自転がゆっくりになった様でした。
本番さながらの予選会
予選会スタート‼️司会の方が会場を盛り上げ、温まってきた所で始まりました。立ち位置を決めたシールの前に立ち、エントリーNo.と歌う曲を大きな声で言います。するとカラオケが流れます。概ね1分くらいの歌唱となります。「ありがとうございました」のお姉さんの声がかかると、次の人の登場になります。いよいよ長い一日の始まりです。
登場してくる人達は日頃から練習を積んでいるツワモノタチです。このステージに初めて登場したとは思えないくらい板についています。明日の本選テレビ出演目指して本気モードです。20組を目指して頑張ります。明日のゲストは天童よしみさんと、石丸幹二さんです。そして我が両親の目指す枠は元気なお年寄り枠です。つまり、私たちが注目すべきはお年寄り👨🦳です。200組の中で絞られるライバルは限られるのです。ステージ上で待機している人に注目します。順調に進んで行く中89歳を超えそうな人はまだいませんでした。74.5歳の男性仲良し3人組の登場。いけそうな気がします。すると、ステージ傍で越後獅子の扮装のおばあちゃん👵。強敵出現❗️美空ひばり『越後獅子の唄』歌唱。あまりにも無表情なおばあちゃん。勝てそうな気がする。
ここで後で知る最強のライバル出現。『マイウェイ』歌唱の黒スーツの年配の方。声楽を嗜んでらっしゃるようです。上手です。エントリーNo.150番までは、マイウェイおじさんくらいが候補です。150番から180番までがステージ上に集合の合図です。今まで会場前列で観客としてのど自慢予選を楽しんでいたジッちゃんバッちゃんに緊張感が走ります。とうとう年齢枠の最強ペアの登場です。ステージに登る2人には熱い視線が注がれます。それは、ワールドベースボールクラッシック⚾️のマウンドに向かう大谷翔平に注がれるそれと同じです。私達夫婦も会場中央にアイドルうちわ持参でスタンバイします。両親はステージ上の座席に座る事が困難な為、舞台裏にてスタンバイのようでした。まさか、その舞台裏で大事件が起こっているなど私たちは知る余地もありませんでした。No.175ぐらいから私達はドキドキ💓。うちわをあげるタイミングの確認。『お』『ら』『と』『一緒』の順を間違えない様に確認。うちわを持つ手🖐️には汗💦。ドキドキ💓💓💓💓💓。No.176・177・178。あと1人。とうとうここまで来ました。のど自慢に出ると、NHKさんに応募した日の事。フライング気味にNHK津放送局から電話🤙があった日の事、予選会招待ハガキが来た日の事。ラジカセの使い方を何度説明したでしょう。オヨネーズのCD💿をAmazonで注文。かべ新聞の紙を模造紙という事を知り、歌詞を書いた事。ユニクロにみんなで行った時、店員さんの注文の的だった事。試着室にじっちゃんと2人きりで入り、91センチのジーンズ👖がキチキチいっぱいだったのに、丁度いいと我慢していた事。2日前にカラオケ行く約束していたのにマルハンが『7の日』だからよく出るとパチンコに行き、大事な練習をすっぽかした事。ダンボールで鍬と鎌を作り嫁にさすが歯医者さんだねと何故か褒められた事。色んな思い出が走馬灯のように過ります。「ありがとうございます」No.179の方が歌い終わりました。ドキドキ💓最高潮💓。のど自慢舞台中央から、ゆっくりと大御所歌手のように登場。その動きは先日見たゴジラのようです。ステージ中央のテープが貼ってある所でストップ🫷。
ステージ中央で無言😑でたたずむ2人「・・・・」司会の方が小さな声で「何番ですか?」ジッちゃん威勢よく気合い充分大きな声で「180番、麦畑❗️」イントロがはじまります。歌い出しの瞬間にうちわをハイッ❗️
リズムを小さく足で取りながら、じっちゃん「♪オラと一緒に暮らすのはオヨネおめえだとオラもメェから松っあんを好きだと思ってた♪、」?????オヤジ、それってお袋のパート歌ってる。ばっちゃん「♪やんだたまげたな、急に何言うだオラもメェから松っあんを?好きだと思ってた♪」♪♯♭♪♯♪♪♪♪
なんとか歌い切りました。89歳にしては十分です。会場のみんなから温かい手拍子と、頑張っての声援📣。会場が一体になりました。伊賀の人達の人情に大感謝‼️です。多少のとちりは愛嬌で許してくださいね。歌い切ってステージから降りるその姿にはオーラが見えました。私的には決まりと思っていたその時、ステージ袖にちょこんと座っている年配の方、見た感じ92.3歳くらい。えっ‼️最強ラスボスの登場‼️こんなところにトラウトが‼️エントリーNo.181。やられたと思いました。
200組全ての歌唱が終わり、あとは審査結果が出るまでの間、舞台上での撮影会がありました。順番待ちの時に両親のところに行くと、バッちゃんと仲良く話しているNo.181の御老人に何気なく話をし、何気なく年齢を聞きました。「ところで、お父さん何歳?」「85歳」その時、私は心の中で「勝った」そして小さくガッツポーズしました。ステージ上での撮影会も無事済ませあとは、結果発表待ちです。
17:30結果発表❗️ドキドキ💓💓。両手を合わせて祈ります。選ばれるのは20組。「4番、◯番◯番◯番」と次々と呼ばれていきます。会場にランダムに仕掛けられた花火🧨のように沸き起こる歓声❗️左手前に掛けていた『青春の影』を歌った男性が呼ばれました。「やったー❗️」突き上げる右手の拳。『我が生涯にいっぺんの悔いもなし』まるでラオウ昇天の形相。「上手やったもんな」とコメント。既に150番までに、20組が呼ばれてました。指の折り間違いと信じつつ次のコールを待つのですが。「以上です。呼ばれた方は座席前方に集まって下さい。」「・・・・」『おっつぁんよぉ、燃えたよ。完全にな。燃え尽きて真っ白な灰になっちまったぜ。』明日のジョーの矢吹ジョーのセリフが何処からか響いてきます。達成感はあるのですが、明日の本番に出るつもりだった。日曜日『のど自慢』見てねと言った患者さん達には、どう説明しようか。大問題は明日の朝7:30から打ち合わせ、リハーサルがあるから『ヒルホテルサンピア伊賀』に予約しました。予選が通らなかった今、宿泊する意味は?
ステージの上では記念撮影会となりました。
ホテルに移動しました。昼食をまともに摂っていなかったので、レストラン🍽️で夕食を摂る事にしました。のど自慢の衣装のままで席に着きました。結果は残念🫤でしたが、とても充実した時間を過ごすことができました。反省会というよりも慰労会です。歌詞を間違えてしまった経緯について、バッちゃんが話出しました。あと2人となった時セット裏でカンペが無くなったと大騒ぎ。カンペをスタッフのみんなが探すという不思議な事態。出番直前にカンペが見つかり、バタバタの状況で舞台に登場。気持ちが落ち着かないままでイントロが始まり、そしてとっ散らかったままで歌唱になったとの事。済んだ事が仕方無いと笑いながら😆乾杯🍻。少しだけリッチに伊賀牛の牛丼を食べました。すると「お母さん、のど自慢出てましたよね。」と歩み寄る3人の70代半ばの男性。年齢枠を狙って応募したみたいです。しかし、会場でジッちゃん達を見かけた時、やられたと思ったそうです。その3人組もホテルに泊まるようです。ちなみに明日の出場はありませんが。お互いの健闘を讃えながら今度何処かののど自慢での再会を約束しました。
ヒルホテルサンピア伊賀天然温泉芭蕉の湯♨️で、刺激的な1日の疲れを洗い流し、ゆったりと温泉♨️につかりました。ホテルの部屋では「やっと、ゆっくり寝られるわ。」とジッちゃん。そのセリフは、本番当日にアナウンサーの方からのインタビューで答える為の言葉だったとカミングアウトしてくれました。やっぱり、本番出たかったみたいです。
ジッちゃん、バッちゃんお疲れ様でした。私の中では200組の中で一番☝️素晴らしく上手でした。『89歳の仲良し夫婦大賞』です。のど自慢出場記念バッヂとステッカーをもらいましたが、もっと素晴らしい思い出👍を作ってくれた『のど自慢』に感謝🥲です。
カテゴリ:未分類 2023年12月9日