院長日記｜鈴鹿市で歯科をお探しの方はさかえ歯科医院まで

歯科治療は、みんなにあまり好まれるものではありません。私も先日、歯医者に行ったばかりなのでよく分かります。でも放っておいても治るものではありません。特に小さな子供さんの治療には、特に神経を使います。先日のことですが、4歳の男の子が泣き叫んで暴れて困り果ててしまいました。トレーニングをして、なだめながら治療できる方向に向かわせるのですが、出来ない場合は仕方なくスタッフと抑えて治療することになります。我々もあまり抑えたくありません。しかし不意な動きから怪我をさせてはいけないのでそんなこともあります。この4歳の男の子は、抑えきれない程の力だったのでこんな時は”鬼からの電話”というアプリを使います。私のケイタイに鬼から電話がかかってきて治療を代わろうというものです。それには、アカデミー賞なみの演技力が必要です。ブラッドピット顔負けの演技で電話のやり取りを子どもさんの前でするのです。これがこの男の子の効いたのです。今まで暴れていたのは誰の事かと、思うほどおとなしくなり、大きな口を開けて治療できました。どころか、帰りにはハイタッチを私とスタッフにしてくれました。このタイミングで思いっきり褒めてあげるのです。そうすることによって次の治療の自信がつくのです。小さな子供さん達、治療が嫌なのは誰よりもよく分かっています。でも頑張ってね。鬼先生が来る前にむし歯を治そうね。

カテゴリ：未分類　2015年10月11日