院長日記｜鈴鹿市で歯科をお探しの方はさかえ歯科医院まで

初秋のこの頃、毎年江島若宮神社⛩より獅子舞がやって来ます。開院して以来30年間ずっとお世話になってます。何年か前には、治療をなかなかさせてくれなかった5歳のテッちゃんが、「早よせんと、お獅子が来るデェ。」と言うと、タイミングよく笛や太鼓の音が聞こえてきて、お獅子がさかえ歯科待合室に入ってきました。保険証は持っていませんでしたが。するとテッちゃんは、別人28号の様に大きな口を開けておとなしく治療をさせてくれました。それから自信がついて歯医者が怖く無くなりました。お獅子さまさまでした。

今日も遠くから笛や太鼓の音が聞こえて来ました。診察室の中にいる患者さんの治療を中断しお獅子が来院されるのを待ちます。今年こそは保険証を持ってきてくれるかな。待合室には先程、平気で麻酔の注射をして治療を終えた小2の強い女の子と、初めてムシ歯を削って詰める事がやっと出来た6歳の男の子がお母さんと一緒に待ってました。縁起物なので楽しみ待っていました。まず最初に小獅子が元気よく登場です。待合室で上手に踊り舞います。とても可愛かったです。その後にお獅子ご両親の来院です。いきなり大暴れです。ご両親共々、一年ぶりの歯医者さんに嬉しくて嬉しくて金色の歯をカタカタ鳴らして大はしゃぎです。保険証の確認などできる状態ではありませんでした。飛んで跳ねてカタカタ歯を鳴らしている大きなお獅子夫婦を目の前で見ていた小2の女の子は、とうとう堪え切れずに泣き出しました。注射や歯を削る事など朝飯前なのにね。やっぱり女の子だもんね、怖いよね。後でしっかりと説教しておきますからね。今度の治療に来てくれるか心配になりました。やっと治療が出来た6歳の男の子はと言えば泣いてはいませんでしたが表情は固まっていました。追い討ちをかけるかの様にお母さんはその男の子の頭を押さえて「お獅子に頭、噛んでもらい。」と。必死の形相でした。やっと削って治療が出来た日なのに、一難去ってまた一難です。バイキングの小峠なら『なんて日だ‼️』

お獅子様御一行が帰られた後、嵐が去った後の静けさの中、待合室には泣いた顔、固まった顔、笑い顔など色んな顔がありました。確かな事は邪気を払ってもらったので、皆んなに必ず幸せがやって来ます。

カテゴリ：未分類　2018年10月5日